✦特別企画「対人援助職のための春のセルフケアワークショップ」開催報告

フォーカシング・ネットワークでは、2021年4月18日(日)「特別企画:対人援助職のための「春の」セルフケアワークショップ」(以下、<春の>セルフケアワークショップ)を開催いたしました。
年度初めのお忙しい中ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

春は、種が芽を出し、木々が花開き、冬眠している動物が目覚める季節。
日本社会では年度の変わり目、出会いと別れの季節でもあり、寒の戻り、花冷えの言葉のように、寒暖差が激しい季節でもあります。
自然も、心も、身体も動く季節は、私たちの身体と心(自律神経)が忙しく働いてくれる時期でもあります。

堀尾トレーナーとも話したのですが、フォーカシングネットワークのセルフケアワークショップは、オンラインでありながら「参加者同士がつながる」「みんなとつながりモード(腹側迷走神経)」を活性化しながら、セルフケアを学ぶのが特徴です。

今回は、前半に今の心と身体の状態をチェックしたり、参加者の皆さんと<春の>特徴をシェアすることで、ご自分と、また参加者の方々とつながる時間をとりました。

実践中心の後半は、ご自分の身体に意識をむけ、主に肩回りやお顔の緊張をリリースしたり、空間全体を感じるワークで、ご自分の身体や空間とつながりました。
自分と、みんなと、そして自然とつながることで、身体と心は穏やかさを取り戻し、本来の自分らしさを発揮し、自分とまわりの幸せにつながっていきます。

FN<春の>セルフケアWSで紹介したお役立ち

とかく対人援助職者は、自分のケアを後回しにしてしまいがち。目の前に、支援を必要としている方がいる、支援というお仕事が見えるのですから、当然の心の動きです。

でも、ちょっと待って!!
まずは、自分をケアしましょう、と(毎度繰り返し!?)提案しているのが、この講座です。
なぜなら、自分をケアすることが副交感神経を活性化し、まわりの方へのクオリティの高いケア、支援につながるからです。

頭ではわかっているものの、それでもどうしても目の前の仕事、雑事に追われてしまうのが、人間というもの。
だからこそ、暦や自然を味方につけてセルフケアをリマインドするのはいかがでしょう。
日曜祝日は閉店ガラガラ!?お休みと決めて、セルフケア優先の日にしてもいいですし、土用の期間、新月満月の日など、自然の暦をセルフケアのリマインドに取り入れてもいいですね。

フォーカシングネットワークは、これからも季節ごとにセルフケアワークショップを開催していきますので、セルフケアのリマインドの1つとしてご活用いただけたら幸いです。

最後に、ご参加いただいたみなさま、東西南北、上下左右前後ろ、春のきらきらしたエネルギーにまるごと包まれ、心も身体ものびやかにお過ごしください。

瑞々しい苺

ちなみに、春土用は、戌の日に「い」のつく食べ物、白い食べ物がいいそうですよ。
(今年の春土用戌の日は、4月20日と5月3日のようです。)
(文責 あべ)