特別企画「対人援助職のための秋のセルフケアワークショップ」開催報告

フォーカシング・ネットワークでは、2021年10月16日(土)「特別企画:対人援助職のための「秋の」セルフケアワークショップ」を開催いたしました。

2021年秋のセルフケアWSしつらえ

夏は日程が取れずスキップしたため、半年ぶりの開催となりましたが、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

秋は、秋渇きと言う言葉があるように、空気が乾燥し、お腹がすく季節。
夏の疲れを癒し、きたる冬への準備のために、心と身体に栄養を蓄え、寒さに備える季節でもあります。

「秋の」セルフケアワークショップ前半は、私たちがストレスを感じた時の身体のしくみや、私たちを取り巻く社会経済と対人援助職のしくみを学ぶ時間、
後半は、「肺」の季節にちなんだ呼吸のワーク、安心安全な場所を感じるワーク、自分の自律神経とつながるワークなど、ご自分の身体に意識をむけたセルフケアの時間をもちました。

そしてそして、なんと今回、講師の私が、ウッカリーナぶりを炸裂し、ZOOMの操作を誤る事態が発生。
講座前半の内容そのまま、私の脳内警報装置が鳴り響き、司令塔と消火機能が発動。
「やっちゃった〜!!!」という声とともに、一瞬にして、目はまんまる、身体は硬直、頭は真っ白。

そこから、ほどなくたて直せたのは、参加者の皆さんの現実的なご対応とつながりによるものです。
「人間は、失敗することもある」「世界は善良で、困った時は助けてくれる」
私の脳内警報装置は、自分自身とそして参加者のみなさんとスタッフの堀尾さんとのつながりと信頼によってストップし、事なきを得た、まさに純粋贈与に満ちた体験でした。
ご迷惑をおかけした参加者さんに心からお詫び申し上げるとともに、みなさんの善良さ、寛容さに感謝申し上げます。
(そしてもちろんランチタイムには、自分でもアクティブパスウェイ、自分の神経を自分で調えるワークを実践しましたよ〜。)

対面と比べてオンラインでは「参加者同士がつながる」感覚が得られにくいのですが、ワークショップでは、なるべく、みなさんのつながりを感じていただきながら、セルフケアを学んで頂けるよう工夫して構成しています。
自分と、みんなと、そして自然や世界と安全につながることで、身体と心は穏やかさを取り戻し、本来の自分らしさを発揮し、自分とまわりの幸せに広がっていきます。フォーカシングネットワークのセルフケアワークショップが、セルフケアを体験的に学んでいく一助となれば幸いです。

最後に、ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました。
心からの純粋な感謝とともに、みなさまの秋が純粋な豊かさにあふれていることを願っています。

ちなみに、秋土用は、辰の日に「た」のつく食べ物、青い食べ物がいいらしいですよ。
「た」こ、「た」ら、「た」い、青魚のサンマに鯖・・・・おいしいお魚料理で、お腹も心も満足な秋をお過ごしくださいね。
(今年の秋土用辰の日は、10月23日、11月4日)
<文責 あべ>

秋刀魚のイラスト