✦追悼:エルフィ・ヒンターコプフ

日本では、『いのちとこころのカウンセリング—体験的フォーカシング法』(日笠摩子・伊藤義美訳、金剛出版、2000)の著者として知られているエルフィ・ヒンターコプフが、1月21日に亡くなりました。

彼女は何度か来日し、ワークショップを開催していますので、直接学んだ方もおられることでしょう。

Elfie Hinterkopf’s obituary(訃報)

エルフィはのちに国際フォーカシング研究所へと発展するシカゴのチェンジズ(フォーカシングするために互いの聴き手となる互恵的グループ)の創設メンバーの一人でした。

彼女の経歴は多岐に渡ります。
大学時代留学してヴィクトル・フランクルの元で学んでいますし、しばらくキブツ(イスラエルの共同体)で過ごしたり、平和部隊のボランティアとしてインドでも活動しました。そして、文化人類学で修士号を取得しています。
カウンセリング心理学の博士号を取得したのちは、米国国立精神保健研究所(NIMH)の研究助成の責任者を務めたり、大学で教えたりもしました。

宗教的なテーマにフォーカシングで取り組んでこられ、国際フォーカシング研究所のリサーチ委員会の代表も務めました。

Spirituality 日本語訳|国際フォーカシング研究所
「フォーカシングとスピリチュアリティ」

カウンセラーが自分のスピリチュアリティの探究にフォーカシングを活かすことについて、上述の書籍の中でまとめています。

改めて、彼女の著作を読もうと思います。
「あなたの魂が光の中にありますように。平安をお祈りします。」

(私は、彼女の来日ワークショップで夢フォーカシングのセッションをしました。トレーナーになる訓練中は特に、上記書籍を頼りにしました。国際会議で何度か再会しています。
近年、バラ、ビビ、ヘジョが亡くなり、エルフィも…寂しいです。)

Heritage Gallery | The International Focusing Institute(先駆者たちの肖像)

エルフィとのセッションの様子などを記したエッセイを下記で読めます。
山田美穂さん(現・お茶の水女子大学教授)による「テキサスから日本への手紙—虹の橋、橋の下の泥、泥中のタケノコ—」です。

国際フォーカシング研究所ニュースレター in Focus (イン・フォーカス )2017年5月号 日本語訳

(文責:堀尾)